現場での刻み

現場で既存寸法に合わせながら刻みを行う
既存の細い柱を取る

支え棒を設置し、既存の細い柱を取っていく
7寸角の新柱の建込み

新柱を既存基礎石に設置

下げ降りで何回も垂直を確認し、昔の基礎石にしっかり載せる。
新柱の上部

上部はあらゆる方向から部材がホゾ継手で入り込んでくる。大工の腕の見せ場である。
新しい7寸角の柱

太い新柱がしっかりと納まった。無垢の柱は無塗装とし、時間と共に新柱の色も自然な古色となって馴染んでくる。
4.民家再生−小屋組
力強い梁組を積極的に生かす
大きな屋根を支えている古民家の小屋組は、土間以外の場所では、天井を低く張っているのが通常である。
民家再生に当たり、このダイナミックで高さを持っている小屋組を全面的に生かし、大空間を形成すべく、断熱材を垂木下に充填し、その下に天井板を張り大天井とした。
一方寝室、子供室などの個室は、二重に低く天井を張り、落着いた空間とした。
再生前の小屋組の様子

100年ものホコリをかぶった天井裏の梁を調査する。太鼓落しになった丸太や部分的には古材を利用している箇所も多く見られる。
再生前の小屋組の様子

何重にも積み上げられた梁の下に、当時の土壁が残されている。
解体時の小屋組

まず100年のホコリを払い、釘などを取る「洗い」という作業に5人の職人が2週間みっちりかかった。
天井裏の断熱材

小屋組を全て大空間に生かすため、垂木下に断熱材を密に充填する。
新しい7寸柱で支える

壁に見える化粧垂木、出し桁を支える梁などが見える。部材1本1本に構造的意味がある。
小屋組の上の新しい天井

何本もの梁や束をさけて張っていく天井張りが大工さんの最も大変な仕事となった。
工事現場の見学会

床下地が張られ、小屋組が姿を現した時、古民家好きの方々の見学会が開催された。
見学会の様子

渡辺棟梁が、小屋組の幾重もの梁の構造的意味を1本1本説明してくれた。
見学会の様子

東京から、地元から、近所の方々が集まった。


