松井建築研究所                    
MATSUI ARCHITECTURE OFFICE                   


 
2 建具と建具職人と表具師
 
日々の快適な暮らしに、軽快に開閉できる木製建具はかかせない。
換気、遮蔽などなるべく空調に頼らない生活の為にも、建具設計は大事な建築の道具となる。
松井建築研究所では、力強さと木の味わいのある無垢板で、厚みのある自由な形の建具を設計し、空間を楽しくさせている。内部の建具はほとんど無塗装で木の時間と共に深みと味わいの変化を楽しむ。
また和洋を問わず使用できる手漉き和紙の張られた障子は、古来よりの生活の知恵によるものである。
光を程よく和らげ室の中に導き、和洋を問わず室の遮光建具として使用している。

玄関扉

ピーラー無垢板の玄関扉


チーク無垢板の玄関扉


格子引違い玄関


格子戸

斜め格子戸ガラス落し込み


斜格子引き戸


外部上部アーチ

水戸の名人建具師馬場先氏(右)と兄弟


ガラリ戸

ガラリ戸建込み


掃出し窓 一番外は網戸二番はガラス戸そしてガラリ戸とし、遮光と通風を兼ねている。さらに一番内側を障子とし、これらは全て壁に引き込まれる。

建具材乾燥風景(建具加工場にて)


ガラリ戸の物入れ


障子の外側にガラリ戸、ガラス戸が壁の中に収納されている。

飾り窓

R壁に取付けた飾り窓


部屋の中の飾り窓


吹抜けを挟んで3部屋を見通す

様々な建具が空間を作る


手漉き和紙による障子

表具職人


表具職人


手漉き和紙による淡い採光が室内を包む


鳥の子による襖

和室の襖、洋室の障子 


洋寝室の襖のクローゼット


和室の襖